自分の意見と将来の夢を持ったメカニックを育てる
上司が常に理想と夢を語れ
今まで何度も述べてきたように、上司先輩が常に理想と夢を語って聞かせていれば、現場のメカニックも自然と理想と夢を持つことが出来るようになる。
上司先輩社員にそのような姿勢が無くして、現場のメカニックに、意見の無さや、理想の無さを嘆いてみても、それはメカニックに酷というものだ。
メカニックに前向きな意見や、理想が無いと感じたら、まず、あなたに理想と夢があるかどうか、謙虚に反省してみることだ。
人は自分が思った以上にならない
そして理想と夢がいかに大切なものか、あなた自身が認識すると同時にメカニックにもその大切さを真剣に教えよう。
ただ漫然と、毎日を過ごしていては、人は成長しない。こうなろうと思わないところには、意欲も湧かなければ前向きな行動もでてこない。「君はどうなりたいのか」この問いかけをしてみることだ。
どんな自分になりたいかを描かせる
どうなりたいのか急にきかれても、すぐに答えられないのが普通だ。そこで、これからの職場における自分の将来のチャレンジ目標から立てさせるのがよい。
技術習得目標でも、資格取得目標でもいい。実現可能な取組むべき課題を明確にすることだ。そしてそれは目に見える形で文章化しておくことをわすれてはならない。単なる雑談や、立ち話程度にしておいては効果がない。これができたら、今度は自分の人生目標にまで発展させられればさらによい。