部下の面倒を見れるメカニック
部下を持つということは今までとどこが違うのか
現場のメカニックも、ある程度の経験を積むと、部下や後輩の面倒を見させることも必要だ。部下や後輩を持つということは今まで上司から支持を受けるだけ、あるいは、自分ひとりで好きなように仕事をしていたのが部下、後輩という自分の指示によって動くものができたという大変化が現れる。
相手に指示が出来るということは、少なくとも自分は、相手の持っているレベル以上の技量を持っていなければならないということになる。
教えることは自分が成長する
教える部下や後輩が出来たということは、自分が気楽に仕事をしていれば済むものを、何か面倒なものを押し付けられたように誤解するものがいる。
そんなメカニックには、人に教えることは、損をすることではなく、ますます自分の技量を磨くことになると同時に、教えた分、新たな知識や技量を受け入れる余裕が出来ることなのだということをしっかり教えて欲しい。
部下の成長は自分の成長
そして部下や後輩が成長すれば、自分が楽になる。そしてその分、今まで出来なかったことにチャレンジできる時間的精神的余裕ができてくる。
こうして人材が育てば、工場には稼ぎ人が増え、儲かる企業づくりができ、その恩恵も受けることができる。
自分が部下や後輩を育てることは、結局自分自身が成長し、さらに回りに大きなメリットを与えることができ、皆が得をすることなのだという信念を持たせることだ。