自ら考えることのできるメカニック
○マニュアル世代
最近の整備技術もマニュアル化が進み、言われた通り、書いてある通りに事を進めれば何かと仕事ができるようになった。
さらに車の技術的進歩は、整備修理よりも、パーツ交換で済ますことが多くなり、現場では、ますます自分で考える必要に迫られることが少なくなっている。
このような職場環境で育ったメカニックは、決まったことを決まったようにやることに慣れ、自ら考え工夫する姿勢が希薄になっている。特にマニュアル人間と言われる若手世代にこの傾向が強い。
○プラスアルファーの仕事を求める
通常の作業においてはマニュアル通り、指示通りに仕事をこなしてもらえれば、それで用が足りることも多いのは事実である。
しかし、これだけでは、経験を積み社歴を重ねていった場合その稼ぎ高に応じた処遇ができない。
定型業務はできるが、判断業務ができないければ、給料は上がらない。このことを、言われたことしかできないメカニックはよく言い聞かすことだ。
当たり前のことを当たり前にできるのは当たり前。当たり前以上のことを考え行動するのが自分を成長させ、本当の幹部になれる道であることを教えよう。
○結果をチェックし次のステップに結びつける
しかし、自ら考え行動することは、常にそれなりのリスクが伴う。その人材が本当に自分で考え行動し、成果に結び付けることができるか注意していないと、とんでもない失敗をすることも出てくる。自分で考えさせることとは、上司のチェックで本物になっていく。
[su_box title=”マニュアルを上手に発展させる” style=”noise” box_color=”#f1ce3c” title_color=”#ffffff” radius=”5″]マニュアルの重点をはっきりさせるマニュアル+α
自分流のマニュアルに発展させる[/su_box]
ステップ
- まずマニュアルどおりにできるようにさせる
- マニュアルどおりだけではそのレベルで止まってしまうことに気づかせる
- マニュアルのバージョンアップが自分ででき後輩・同僚に示せる