指示待ち

指示待ち人間は上がつくる

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人を活かす50の法則

■若い世代の特徴を知る

「今の若い者はー」という不満は昔からのことだ。時代感覚のずれから上司は若年層の言動が気に入らない。

その代表的なものは何事も言われなければやらないということだ。自分たちの時代はこんなことはなかった。そう嘆いてみてもなかなか、思うようにはならない。

彼らの育った社会環境が根本的に違っている。おおむね少人数家族で、比較的恵まれた物や情報があふれている時代に育っている。貪欲に物事に取り組むガッツや、バイタリティにかける。そこに指示待ちの姿勢が生まれる。

■指示待ちだから指示をする

指示待ちの姿勢ができてしまっている世代に、急に自らの考え積極的に行動せよとけしかけても上手にいくものではない。

本来ビジネス社会においてなすべき必要な行動パターンを知らないだけなのだ。知らないのであれば教えてやればよい。必要に応じ指示を与えるしかない。

そんなことは自ら察して行動すべきとか、自分たちの時代はこうだったとかいうことはやめ、「こうしろ、こうしてほしいのだけれど」ということだ。一種のしつけを行っていると思えばよい。

■我慢比べであきらめない

そうかといって、いつまでも指示だけしていては本当の指示待ち人間になってしまう。同じ指示を何度もしなければならないような場合は、本人に自発的に行動することを厳しく指導する必要がある。

指示をしてしつけていくことと、指示を待たずに行動すべきことをわからせていかなければならない。面倒でも手を抜いてはいけない。指示待ち人間から一人前のメカニックに育てるには結局根気比べであると悟ることだ。

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