イヤサカがIHデントリペアシステム「T-Hotbox」の
インストラクター養成のための研修会を開催
大手機械工具商社の㈱イヤサカ(大山喜佐男社長)は、昨年開催のオートサービスショー2015 でも好評だったIH デントリペアシステム「T-Hotbox」の購入者に対する導入研修を行うインストラクターを養成するため、去る1 月18日、インストラクター養成研修会を都内の同社トレーニングセンターにて開催した。
IH デントリペアシステム「T-Hotbox」とは?
IH(Induction Heating=誘導加熱)の技術を利用した画期的なデントリペアシステム。コンパクトかつ、セッティングも簡単で、100V 電源に繋ぐだけでデントリペア作業を効率化し、引いては大きな利益が期待できる。
凹みのサイズやキズの種類に合わせて、通電時間を0.5 秒、1 秒、1.5 秒、2 秒、3 秒、4 秒の6 パターンからセッティングできるため、塗膜を焼かずに凹みを取り除く、プーリング(引き出し)のに役立つ。
高張力鋼板の搾り作業も容易で、オプションのロングケーブル(3m、標準サイズは約1.35m)を使えば、アクセスの難しい箇所にも対応可能。
自社の社員教育に注力するイヤサカならではの手厚いサポート
今回、開催した理由は、まず「T-Hotbox」の売れ行きが好調であるということである。自動車保険の料率改定以来、保険適用の事故修理が減り、なおのこと自費修理も減少した。しかし、裏を返せば、負担額が少ない修理方法があれば利用したいユーザーが潜在していたとも言える。
研修会開催のもう一つの理由としては、単に機器を操作すれば直る!とするよりも、なぜそうなるのかという根底に流れる技術も理解していた方が対応力も高まり、自信を持って修理に臨めるからである。その上で、インストラクターの数が需要に追いつかないということで、今回の研修会で養成したというわけである。